DUnitXの紹介

DUnitXとは

DUnitXは、NUnitテストフレームワークに基づくオープンソースのユニットテストフレームワークです。

Delphi XE8から標準搭載されました。

出力するテスト結果がNUnitと同じ形式のXMLになり、Jenkinsの「Nunit Plugin」を使用できます。

Dunitは非推奨に

XE8からDunitは非推奨になりました。

DUnit は非推奨になりました。そのため、今後は機能強化されません。

テストの作成 - RAD Studio」より

特にアナウンスはありませんでしたが、DUnitの機能は強化されてきました。 (Genericsを使ったテストケース(TGenericTestCase)など。)

今後はDUnitの使用を減らし、DUnitXを使用するようにしましょう。

DUnitとの互換性

DUnitXでは、DUnitのテストケースと互換性があり、DUnitのテストケースを使用することができます。

DUnitのテストケースをDUnitXで使用するには、次の箇所を修正する必要があります。

ユニット名の修正

DUnitのユニット名からDUnitXのユニット名に修正する必要があります。

  • DUnitのユニット名 TestFramework
  • DUnitXのユニット名 DUnitX.TestFramework,DUnitX.DUnitCompatibility

テストケースの登録処理の修正

テストケースの登録処理を修正する必要があります。

  • DUnitの関数名 RegisterTest(TYourTestClass.Suite);
  • DUnitXの関数名 TDUnitX.RegisterTestFixture(TYourTestClass);

後述の方法でテストケースの登録処理を実行時型情報を使用して自動化することができます。 その場合は、テストケースの登録処理は不要になります。

サポートしているDelphiのバージョン

DUnitXはDelphi 2010以降をサポートしています。

DUnitX のサイトからダウンロードできます。

Delphi 2010~XE7の各バージョンごとにプロジェクトが用意されています。

対応OS

  • Win32
  • Win64
  • Mac OSX