Djangoではキャッシュデータの置き場所に次の方法を使用できます。
memcached
本番環境でおすすめの高速高効率なキャッシュフレームワーク
データベース
ファイルシステム
ローカルメモリ
高速で手軽に利用できるキャッシュフレームワーク。
マルチプロセスセーフかつスレッドセーフ。
ダミーキャッシュ
何もしないキャッシュフレームワーク。
開発・テスト時に便利。
カスタムのキャッシュバックエンド
カスタマイズしたバックエンドや自作のバックエンドを使いたい場合に。
キャッシュデータの置き場所を設定します。
次のシステムを使用できます。
memcachedは高速で効率的なキャッシュフレームワークです。
memcached本体の他に、memcachedのPythonバインディングをインストールする必要があります。
C言語で作成された高速なPythonバインディング
Pythonで書かれたインストールが簡単なPythonバインディング
settings.pyのCACHE_BACKENDにmemcachedデーモンのIPアドレスとポート番号を設定します。
CACHE_BACKEND = 'memcached://127.0.0.1:11211/'
複数のサーバを使用する場合はセミコロンで区切ります。
CACHE_BACKEND = 'memcached://172.19.26.240:11211;172.19.26.242:11211/'
データベースにキャッシュ用のテーブルを作成します。
python manage.py createcachetable テーブル名
例としてテーブル名をmy_cache_tableとした場合
python manage.py createcachetable my_cache_table
settings.pyのCACHE_BACKENDの設定を"db://テーブル名"にします。
CACHE_BACKEND = 'db://テーブル名'
例としてテーブル名をmy_cache_tableとした場合
CACHE_BACKEND = 'db://my_cache_table'
settings.pyのCACHE_BACKENDの設定を"file://キャッシュファイルの保存場所のパス名"にします。
パス名はルートから始まる絶対パスを指定します。
CACHE_BACKEND = 'file://キャッシュファイルの保存場所のパス名'
例として'/var/tmp/django_cache'にキャッシュファイルを置く場合
CACHE_BACKEND = 'file:///var/tmp/django_cache'
例として'C:\tmp\django_cache'にキャッシュファイルを置く場合
CACHE_BACKEND = 'file://C:/tmp/django_cache'
settings.pyのCACHE_BACKENDを"locmem:///"と指定します。
CACHE_BACKEND = 'locmem:///'
settings.pyのCACHE_BACKENDを"'dummy:///'"と指定します。
CACHE_BACKEND = 'dummy:///'