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基本的なDLLの使用方法 DLLを作る

DLLプロジェクトの作成

  1. C++Builderのメインメニューから「ファイル」-「新規作成」-「その他」を選択します。
  2. 項目カテゴリの「C++Builderプロジェクト」を選択し、「ダイナミックリンクライブラリ」を選択します。
  3. 「OK」ボタンを押します。
  4. 新規ダイナミックライブラリの画面が表示されるので、次のように選択します。

    ソースの種類「C++」
    マルチスレッド「チェックしない」
    VC++スタイルのDLL「チェックしない」

  5. 「OK」ボタンを押します。

以上で、プロジェクトが作成されます。

関数の書き方

DLLがエクスポートする関数には、「extern "C"」「WINAPI」「__declspec(dllexport)」」をつけます。

extern "C" int WINAPI __declspec(dllexport) Add(int X, int Y)
{
  return X + Y;
}

「extern "C"」はC++の関数をC言語と同じリンケージを使用し、名前が変わることを防ぎます。
ソースの種類が「C」の場合は必要ありません。

「__declspec(dllexport)」」は、DLLから関数をエクスポートするキーワードです。

全体のソースコードは次のようになります。

#include <windows.h>
extern "C" int WINAPI __declspec(dllexport) Add(int X, int Y)
{
  return X + Y;
}

#pragma argsused
int WINAPI DllEntryPoint(HINSTANCE hinst, unsigned long reason, void* lpReserved)
{
  return 1;
}

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